しろんのブログ

詩集と写真

無明の酒

ここに居てもいいのかな

愛されてもいいのかな

自分らしくあっていいのかな

 

きっとそれは「私」が許さないんだ

 

夜の吐息のような「疲れた」を言わせておくれよ

流れ星のような涙を愛しておくれよ

あの月からもらった温かさを撫でさせておくれよ

 

きっとそれは「私」が許さないんだ

 

どうせ

でも

また

 

そんな言葉で希望が打ち砕かれる

愛が濁ってくる

人が怖くなる

 

だから「私」が嫌いになる

 

君の調子はどうだい?

「私」とは上手くやっていけてるかな

 

似たような「私」を抱えている者同士だからこそ

今宵は宵酔い

愚痴の酒盛り

愚者の馴れ合いと堕ちていこうか