しろんのブログ

詩集と写真

2023-01-01から1年間の記事一覧

平和

平和とは争いと争いの間にある期間そう定めているみたい まるで争いがあるのが前提の定め方 私の周りの日常の平和には そんな前提なんてないのにな 世界が諦めちゃってるのかな人は争うものだと なんだか悲しいな 私は戦争を知らないけどね日常の平和が 一瞬…

カタチ

あなたの作る愛のカタチ 私が作る愛のカタチ形は全然違うけど どこか似ていて嬉しくなるあの日の笑顔を残したくて あの日の気持ちを残したくて今日も好きな人を想い出す たった1人の女の子に集った 繊細で優しくて暖かい人達今日も優しく見守るその空気が大…

心の目

ひとつひとつなにか落ちる音がする心がバラバラになりそうなそんな音 拾っても拾ってももう随分前から他の何かで両手がいっぱいなんだ 少しでもバランスを崩してしまったら もう、どうすることも出来ないや 僕の心にある目は随分と前から視界が悪くてどんな…

サンタクロース

聖なる夜に サンタクロースは彼女の元へと降り立った凍った窓の外には白い雪と星がキラキラしていて 静寂がこんなにも美しい夜 こんばんは 僕はね、世界中の子供達にプレゼントを配っているんだそんなに高価なものは用意できないんだけどその1つ1つにその子…

大好きな貴女へ

貴女を見つけたあの日から 私の生活は明るくなったんだ何気なく見た配信でもその声が 笑顔が 空気が全て優しくて いつもスクロールして観てる動画とは 全然違うものだったゆっくりと ふんわりと どこか安心出来るそんな場所が貴女だった 「生きてて偉い」 「…

ある日猫を拾ったずっとついてくる黒く汚れたその猫がほっとけなくて 連れて帰って飼うことにしたんだ とても懐っこくて 甘えんぼうでどこか危なっかしい君がとても好きになった まるで誰かさんに似てるみたいで 懐かしくなった いつもくっついてくれて 寂し…

孤独のせい

遠い遠い世界が遠い 嫌だと叫ぶ声も苦しくて助けてと呼ぶ声も会いたいと求める声も届かなかった 暗い暗い私の中は私でもわからないくらい 真っ暗だった泣いている理由? 消えたい理由? 苦しい理由?分かっていたらこんなにも怖がっていないよ 差し伸べられ…

君の涙を見せてほしい その涙はきっと優しいんだねそう言われて目頭に力が入るのがわかった 私の目は我慢ばかりさせていたから 咄嗟に泣く事を許されると 我慢と開放感でぐちゃぐちゃになってしまう いつの日からだろうか 私は許されなければ泣けなくなって…

あなたの心

あなたが嘆いたその言葉を 誰かが綺麗と呟いたあなたが生み出した作り笑いで 救われた心があったその笑顔の裏の涙で つられて流せた涙があった崩れて散る希望の花びらが 舞い上がるのを見て 猛る命が生まれたあなたから零れたそれを 落ちないようにと 人々が…

自愛と慈愛

何万回の夜を涙に染めて 何万回の朝に絶望をして今日も元気と思われながら 辛さをチラつかせながら 笑顔で挨拶をする挨拶をする度に 心がチクチクするんだ 辛い事は伝えなきゃ伝わらない でも伝えたら迷惑そうな顔をするのでしょう?何かあったら相談してく…

星の向こう側へ

澄んだ空気のせいで音を出さないように歩いた枯葉のカサカサした音は誰かに見られてしまいそうで静かにそっと歩いた 夜の散歩はなんだか特別な気がして くすぐる風がなんだか気持ちいいあなたのために一枚の写真を撮る 真っ暗な帳に空いた無数の穴のようなそ…

消えたい心の中で

しぼむような心が辛くて今日も 僕は何も無いと呟く愛されたいから その代わりに僕の心をちぎって渡すそうすれば次は僕が愛してもらえる そう思っていたでも、実際は渡してばかりな気がして虚しくなった 大きな心を渡したのに こんな小さな心しか貰えないなん…

閖の音

朝焼けが伸びるアスファルトの道 光の道を辿るようにバランスをとりながら歩いた左耳には海の音 右の耳には好きな声混ざる音が心地良い海鳥に軽く挨拶をすると 私の真似をするように仲間の所へ飛んで行ったここは綺麗な海の町 知る人ぞ知る港町市場に広がる…

蒼い月

1つ1つ今日も僕は僕を落としていく我慢していた溜息 肺いっぱいに貯めた黒いものを吐き出す 月と目が合ったなんだか眩しくて 優しい君が羨ましかった青緑色の澄んだ光で頬を撫でられた 引っかかっていた涙がはじけ飛んだ涙を流す事も罪深く 落とした僕を探す…

透明であり青であり

喉がカラカラだ愛情に飢えてるのか 認められたいのか渇望とはよく言ったものだ すくい上げた水手に残る水 零れ落ちる水 それを選ぶことは出来ない零れ落ちないように カチカチに固めてもすぐに渇きを満たしてはくれない 零れ落ちた水を 惜しむようにずっと見…

醜態

あなたはとても綺麗だった毎日綺麗なお化粧をして オシャレな香りの香水を漂わせ モデルのような体型のあなたは今思えば見惚れてしまうくらい 綺麗な人だった 完璧な人だった だから私は嫌われてしまったんだと そう思うしか無かったあなたには無い正反対の…

それはとても白く

あなたが涙を流すから 私は泣いた私が涙を流すから あなたも泣いた真っ白なドレスに包まれた君を見て 今までの思い出が蘇ってくる浮かぶのは全部君の顔だ 嬉しい顔も 悔しい顔も 怒った顔も 泣いた顔も全部が愛おしい君を世界一幸せにしたくて 背伸びもした …

朝焼け

太陽がまだ見えないのに 海にふつふつと光が灯る星達に別れを告げて みんなを置いていかないように ゆっくりと太陽に背を向けた静寂の街に色が付き始める 目の奥がじんわりするような 優しくて力強い 見慣れた光だ温かくなる背中から羽根が生えてきそう そん…

煉瓦

私を隠すように積み上げられたレンガ藁や木の板じゃ心細くて 綺麗な家にしたくて 積み上げたレンガの壁非力な私は 壁を作ることしか出来なくて 倒れそうなグラグラしたレンガの壁は 私に倒れようと傾いたいつ潰れてしまうかわからない でも 手を離せない そ…

夜が怖いなら

心が泣いてるありのままでいたいのに ありのままは何かにぶつかっちゃうんだみんなの出来る努力は きっと私は苦手で寂しいと眠れなくて 泣いた夜明けは何だか怖くて泣いた記憶をまた大事に拾い集めて 空を見上げる 私の代わりに泣いてくれないかな太陽の光が…

三寒四温

寒い寒い冬が来る寒さは人を寂しくさせる 心細くさせるいつか来る春を待って 今日も寒さに耐える誰かの温もりが欲しくて 温まりたくて 今日も人の温かさを確かめる凍えたあの人に 温まって欲しくて 今日も温めた言の葉を毛布に織り込んだ明日は寒いかもしれ…

おかえり

ふと見つけた綺麗で可愛いくて そばに行きたくなるような でもどこか儚げなそんな貴女に出逢えた初めは見てるだけで 貴女に見て欲しくて それだけだった貴女に癒してもらいたいと その気持ちで追いかけていたいつからだろう 貴女の笑顔を想うようになったの…

それは決意の決別

今のあなたはどんな気持ちなのかな私にとってはきっと世界でたった一人の特別な人たくさんの痛みを教えてくれた人私に初めて気持ち悪いと言った人要らないと言われた人1番認めて欲しかった人1番優しくして欲しかった人 今私を必要としている理由も分かってる…

流れる水の真ん中にあるのはうねる渦にくるくる廻る葉っぱなんだか誰かに似ているようで 昨日の自分を見ているようで思わず石を投げた流れに戻ったその葉は 大きな流れに飲み込まれて見えなくなってしまったこれで良かったのかな 跳ねた水しぶきがとても冷た…

それは朝が寒いから

狭くて暗くて その中でうずくまる上手く歯車になれない僕は 簡単に弾かれてしまう代わりの歯車はいくらでもあって わざわざ僕を整えたり 他の歯車を変える必要もなくて僕を変えればそれですむそう思うのは当たり前だ 誰かの1番に 何かの1番になりたくて今日…

紅葉

さわさわと冷たい風が流れてく僕を見て恥ずかしそうに紅く染った君は 紅葉の葉を1枚くれた手にそっと降りた小さな紅葉は ほんのり暖かくて いつまでも包んでいたくなった風の強い日は 君が冷たくなってとても寒そうだからその小さな紅葉と一緒に 君も包んで…

寒露

閉じていく世界を眺めながら 伸ばしたその手に触れた冷たい声舞い上がる枯葉に嗤われながら 見上げた空は撫でてはくれなかった私の涙でも暖かく感じる程に 冷えた世界で この涙も乾いてしまうのだと寂しく呟く 画面の向こうの温かい光が心地よくて 泣きつい…

笑顔の花

優しくしても見返りがないかもしれない誰かが喜ぶ事をしたって自分に返ってくる事は無いのかもしれない 困ってる誰かを助けたから誰かが助けてくれることもきっとない それでも誰かに何かをしてあげたい優しくしたい笑顔がみたいそう想う心は嘘じゃない あな…

窮屈

みんなの記憶から消えていく誰よりもそれを望んでいたのに 望まれていたはずなのに消えてしまえば なんて寂しいのだろうみんなは望んだ記憶さえ消えていた残ったのは 消えたくなくて でも消えてあげた自分の残滓何が正しかったのだろう正解が無い世界で 他人…

舞台

周りの目 それはとても怖いもの人目に触れると いつ 自分の行動が否定されるのか 馬鹿にされてしまうのか 怖くなるそうならないように否定される準備をしてしまう その中に知っている眼差しがあると 安心する鎖が解けていく感覚がする勇気が出てくる 舞台に…