しろんのブログ

詩集と写真

心の目

ひとつ

ひとつ

なにか落ちる音がする

心がバラバラになりそうなそんな音


拾っても拾っても

もう随分前から他の何かで両手がいっぱいなんだ


少しでもバランスを崩してしまったら
もう、どうすることも出来ないや


僕の心にある目は随分と前から視界が悪くて

どんな場所に行っても一人ぼっち

そう感じるんだ


怖くは無いよ 慣れてるから
悲しくないよ 涙も枯れてしまったから
恨まないよ そんなものだから

そうやって見て見ぬふりをしてきた

心の目は悪くなっていない

知ってたよ


見たくないものが多すぎて
見ない事を選んでいただけだって


それでもどうしても見えちゃう時があって
それがたまらなく辛いんだ


誰かの助けが欲しいはずなのに
泣きじゃくりたいのに
ふざけるな!って叫びたいはずなのに

上手く出せないんだ

それがたまらなく辛い


この話を読んでいる君へ

きっと君の周りには仲間がいるだろう
たくさんじゃなくていいんだ

上手く出せなくて苦しいなら

そっと横にいるだけでもいい


その仲間達は横にいるだけかもしれないけど
君の心の目を明るくしてくれる

そう思うんだ


僕もその1人だといいな




ただ 辛そうな君を1人にしたくない

そう思うんだ