しろんのブログ

詩集と写真

溢流するのは名も無き感情で

なんだろう

出処も分からない

何処に吐き出せば良いかも分からない

ジクジクと
ヒリヒリと
私の身体の中を這い回るように
こぽこぽと湧き上がるように
ゆっくりと広がるように



苦しいなぁ……


とにかく吐き出してしまいたいけど
誰かに渡す訳にはいかなくて


誰かに助けてもらいたいけど
こんな心の中は見られたくなくて

閉じ込めて押さえ込んで我慢して
それでも もう溢れそうで


たすけて


たすけてよ


もう泣くのは辛いんだよ

何ともいえない感情が苦しいんだよ

でも助けてと言いたくない

プライドなんかじゃない


このギリギリのバランスで保っている世界を
崩してしまうのが怖いんだ


毎日が終わりの見えない綱渡りのような
そんな日々に生きてる私には

あなたの優しさが怖くなるんだ


ごめんなさい


ごめんなさい


こんなこと言ってしまう私は

溶けるように

散るように

いなくならないといけないのかな





そう、考えて
苦しくて
叫びたくて
歯を食いしばって耐えてる君は


きっと誰よりも優しいんだと思う

辛いよね

いつも頑張ってたんだよね


でも気付かれないように我慢してたんだよね

そんな優しい君が

いつでも辛いのを
苦しいのを

吐き出せるように

いつもここにいるよ

もう独りじゃないの


もう大丈夫だから

ゆっくりおやすみなさい