しろんのブログ

詩集と写真

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

もう1人の自分

私の中にはもう1人の自分がいるその子はとてもプライドが高く 完璧主義者で 自他共に認められていないと気が済まない そんな子だいつも何やっても上手くいかない私を 罵詈雑言の限りを尽くして追い詰める周りの人から優しくされてもそんな訳ない 優しくされ…

コップの水

ゆっくりと少しずつ でも確実に 私の中のコップの水がポタッ ポタッと溜まっていく気が付いたら満杯になっていた このコップが急にひっくり返る事はなくて少しずつ溢れる水は 私の感情をおかしくさせていく零れた水はみんな拭こうと来てくれる でもね、コッ…

時の輪舞曲

時に踊らされて舞う その姿は滑稽に映るのだろうか それとも君は綺麗とでも言ってくれるのだろうか皆で音を合わせ踊れども 1人……また1人と崩れ落ちていく手足が震えようが止まることは許されず ただ朽ち果てるその日まで踊るだけ君がいたから不思議と辛くは…

花見の話

「きれいだ」カッコつけた訳でも 君を口説こうとした訳でもない青空と桜と君 そんな特別な組み合わせに 思わず口に出てしまった君がこっちを見た聞かれた? キザな奴なんて思われたくないな僕は視線を桜に向けて 「サクラ 綺麗だね」 そう誤魔化した 仕方が…

サクラ

「きれいだ」 ドキッとして振り向く 君の視線は上にあった 「サクラ 綺麗だよね」ありきたりな勘違いに恥ずかしくてうつむく そうだよ 何を舞い上がっているんだ僕は そうだよ サクラが……なんだよね 君がいけないんだ人混みの中を守るように歩いてくれるし …

眠れる獅子

弱くて今にも押しつぶされそうな自分を 守ろうとしただけだったまるで獣のように振る舞う 人なんて信用出来ないと ただひたすらに噛み付く気高さもなく 震えた身体を隠すように ただただ吠えた優しさも同情も 施しも抱擁も ただただ怖かった自分だけは自分を…

そばにいて欲しい(閲覧注意です)

狭くて暗い部屋の中で 昼間の言葉が思い出す度にチクチクと突き刺さる音のない しんっとした世界の中で ザワザワと聞こえてくる罵詈雑言が僕を苦しくさせる視界が歪む チカチカする いつもの世界が全く知らない世界に変わっていく立っているのか寝ているのか…

生きる道

死にたいなんて言わないで 死んだら終わりなんだよ そうだね でも違うんだ 死にたいんじゃない 生きる道がわからなくなっちゃったんだ 最初はみんなと同じペースで進んでいくと思っていた でもね、みんなが出来ることが出来なくて みんながなんともない事と…

好きな時間

可愛い寝顔だねぇ顔 小さいなぁ 突っつきたくなっちゃうな 「君がいるだけで世の中全てが幸せで愛おしくなるんだ」 君の耳元で囁いてみる聞こえてるのか聞こえてないのか 君の寝顔が嬉しそうな表情になったような気がした君の腕に包まってみる 温かくて 柔ら…

伝えたいこと

むかしむかしある所に 1人の女の子がいましたその子はお母さんと2人で 小さい町で暮らしていました女の子は笑う事が大好きです 笑うと お母さんの表情が少し柔らかくなるからです女の子はお料理が大好きです 作るとお母さんが褒めてくれるからです女の子はと…

君がいい

はしゃいで笑った顔も 綺麗な景色を見て見とれる顔も 君がいいな 走ってきて抱きついてくるのも この腕の中で擦り寄ってくるのも 君がいい ドラマや映画の憧れるシーンも やっぱり君がいい 世の中の全てを君を通して見ていたいんだ 僕の答えを握りしめたまま…

君の帰りを待つ

君は毎日頑張ってるね 怒られちゃったり 酷い事言われたり 上手くいかなかったり カッコ悪い所見せちゃったり それでも今日もちゃんと起きて準備を始めてる 昨日はあんなに泣いていたのに 悔しくて震えてる声がまだ耳に残る 我慢して 隠して もう嫌だと言い…

6月の

湿った風頬を濡らして独り帰った帰り道 あぁ…もう一度あの頃に戻りたい 出会ったあの時間に 渦巻くようなこの風がガサガサなびく木々達が僕に魔法なんかかけてくれないかなぁ 今も心の中が熱いんだ あなたを抱きしめたい気持ちが こんなにも熱を帯びてる ど…

繋がる手

僕は非力で小さくて特別でもなんでもない そんな僕でも 守りたい 助けたいって思ってしまう いつも守られてるのは僕の方なのに助けてって言ったのも僕の方なのに 今日は君に手を伸ばしてる僕がいる それが人間じゃん?って君は笑った そうか救うとか救われる…

個性と無個性

人と違うことは目立つね それがみんなが憧れるものなら 妬まれ、聖人でいることを強要される それがみんなが嫌がるものなら 蔑まれ、格下であることを強要される 目立たず無個性主義で匿名性がある場所 いわゆる世論の前では個性は弱点になるときがあって み…

心で抱きしめる

かき消されていくんだ君の愛の言葉君の想いが どこへ行っても響いてくる白と黒が混ざりあう声が包み込んで締め付けてくる 自分勝手な人の波も強情な時間もどうか止まって その静寂で見つけた何も変わらないあなただけ そっとずっと抱きしめたい 触れられるは…

無口な抵抗

考えたってわからないんだ 青い空の下でただただ君を待った 君が走ってきて おはよう! 最近どうよ? なんてさ…白々しいんだよ 幸せなカップルが憎らしいのは 会えない寂しさなのか 届かない心なのか あぁ…もう 思い出しちゃうな 間違ってるんだよ 間違っち…

なにものにも

なにものかになりたかったよ でもね、なにものにもなれなかった 役割という居場所が欲しくて 地位という盾が欲しくて 代わりが居ない優越感に浸りたかった 弱くてありきたりで なんなら「普通」にもなれない僕は 強がって 見下して 自分を守ることしか出来な…

はてなのお題

今週のお題「おとなになったら」 小さい頃ははやく大人になりたかった 自分の居場所を自由に決めれると思っていたから こんな場所から解放されたいと思っていたから 実際は大人になるのは自分自身の問題だったんだ 色々な経験をして 自分を知って 問いかけて…

あなたに伝えたいこと

心にあなたが残る少しだけ同じ時を過ごしただけなのにね 沢山の言葉を交わして分かり合えたからかな 明るいあなたを見れば世の中はすべて明るくなった 幸せでいて欲しいと願う未来がどこまでも広がってゆく その顔をずっと見ていられたら僕はもう何もいらな…

罪の裏側で

ねえ もう少しだけあなたのここに居たいんだ 困らせてるのはわかってるでも離れたくないんだ 愛の行く先なんて知らないけどきっと私のはここにずっとあるんだ そう思わせてくれたあなたが何よりも愛しい 困った顔が悲しくなるよ私は1番じゃないんだね それで…

盲目

焼かれてるような暑さ すれ違う人が眉間にシワを寄せて歩いてる そんな中で なんでだろう 君だけはこんなにもキラキラして見えるのは 君が振り向くだけで目が離せなくなる もう暑いのが気温のせいなのかも わからなくなってきたよ 可愛いなぁ ずっとみててい…

友へ

目の前に広がるこの景色は僕らが描いていた未来 迷いながら 傷付きながら今こうして手に入れた未来 一緒に歩んできた友よ手を差し伸べてくれた友よ このひねくれた世界でこれからも一緒に歩こう 生きる意味を探して歩く僕らは今日もまだ迷って傷付き生きてい…

五月雨

零れ落ちる 春の雨にも似たその涙をさりげなく奪いさりたいという僕の傲慢な優しさよ 五月雨に映る希望だけずっと抱きしめていて愛の儚く散る想いを今 行く末に舞う人の影をずっと嘲笑っていて ここに引き裂かれる想いの欠片よ 愛が零れ落ちてく止められず受…

晴天

あの空に君を描き紡いでくこの詩を 君は笑ってますか?僕の声は届いてますか? 春の風 ふわり乗せる旋律を見つめながら舞い上がる言の葉心まで引っ張られそうでしゃがみこむ 晴天に掲げる詩は今もあなたに届いてますか?嘘も詭弁もすべて包み込んでよどちら…

辛い君へ

あなたの明日は辛いですか?その書きなぐった日記の隅っこに僕の言葉を載せて欲しいそれだけでいい あなたの今日は僕に救えないだろうか丸まっていくその肩にそっと優しさを置いておくからさ きみの全てを僕は救えないだろうそんなに僕はすごい人じゃない で…

神様

きっと何年たっても君は隣に居るよって言ってくれる私もそう隣に居たいって思ってる 神様どうかお願い …なんて そうだ、私は神様を好きになれなかったんだった 神様は君自身だよって君が教えてくれた 良いことも悪いことも自分が決める事 幸せも不幸も自分が…