弱い自分が嫌で
強くなろうとした
何を言われても傷つかないし
どんな事でも言い返せる
言い負かすことだって出来る
逆境に立っても折れぬ心
失敗なんて知らない
どんどん前へ進むんだ
そうなろうとした
いつの日からか
僕は心が分からなくなってしまっていた
今 楽しいのか
悲しいのか
辛いのか
怖いのか
笑えてるのか
僕は思いやる心が分からなくなってしまっていた
この人はなぜ出来ないのか
なぜ前を向かないのか
甘えてるのではないのか
そう 思ってしまっていた
僕は弱い自分を嫌いになってしまっていた
出来ないのは悪い事
人に頼るのは悪い事
頼みを聞かないなのは悪い事
1人でも生きていけなきゃ生きてるなんて言わない
そんな人間になってしまっていた
自分が弱いことを認めることが出来ない君に
許す事が出来ない君に
伝えたい事があるんだ
人間はみんな弱い
弱い事は認めたくないから
強がってしまう
強がると
心が分からなくなってしまう
優しさが無くなってしまう
1人で強くなる必要は無いんだよ
弱くていい
弱いみんなが集まって
それが社会になれば
それでいいんだ
それでも人は強さを求める
もちろん 強さから生まれる良い事も沢山ある
それは光になるから
でも 光と一緒に出来る闇を嫌わないで欲しい
闇は怖いものでも 悪いものでもないの
誰もが心にある 停滞と安寧の部分
弱い事を認めて受け止めることは
すごく辛い事かもしれない
でもそれでいいの
苦しんで受け止めた弱さは
きっと 誰かを救う優しさになるから