しろんのブログ

詩集と写真

恋の先に

あなたの言葉から滴る愛が私の喉を潤すの

渇望していた

震えるほどに嬉しかった

あなたの愛が零れないように
大事に大事に両手ですくう

その言葉が私に向いていないとしても
私はあなたから生まれたその言葉で満たされる

それだけでいいの

溶けるような口づけも
熱い抱擁も
優しい眼差しも望まないから

ただ、あなたがそこに居てくれれば
それだけでいいの

恋焦がれて

恋焦がれて

ようやく 愛の意味を知った時には

恋という帳が開かれていき

現実を照らす光に打ちひしがれてしまう


照らそうか迷っている朝日を見ながら
清々しいような 切ないような
そんな気分

このまま朝日に焼かれるのも
悪くないな