しろんのブログ

詩集と写真

葉を織る

疲れているのだろうか
調子が悪いだけなのだろうか
それとも僕はどうしようもないダメな人間なのだろうか

きっとどれでもない

世の中には僕にとってはとても大変なことを
息をするようにこなしてしまう人がいる

世の中には僕が気にもとめない事を見つけて
手を差し伸ばせる人がいる

その人みたいになれないなぁ
僕は劣っているから
みんなより出来ないから

僕は人の役に立つ事も
誰かを救うことも出来ないから

そう思うと
息を吸ってることすら
申し訳ない気持ちになる

でもね
気付いているかはわからないけど
みんなも君と同じ思いをしてる人が沢山いるんだよ

僕の当たり前が誰かにとっては大変で
僕が見つけた事で救われた人がいて

僕は僕なりの色で今日も生きてる
ある人は自分の性別がバラバラで居場所が無いと言っている

ある人はごめんなさいと言いながら死にたいと考える

ある人は自分で立った舞台の高さに足がすくみそうになってる

ある人は正論と言う正義の光に焼かれそうになってる

それでも僕らは生きていていい
誰かに生きていて欲しいと想われていい

目の前の大きな壁は
諦めてもいい
逃げ出してもう一度立ち向かってもいい
失敗したっていいし
沢山準備して でも諦めたっていい

ただ
これを見ているあなたに
生きていて欲しい
そう願う

生きてるからどうしようも無く苦しいのはわかってる
不安で怖くて震えているのもわかってるよ

だから私は
言葉で
文字で
あなたを抱きしめるから

もう大丈夫だから

生きてて大丈夫だから

刹那のような安らぎでも
それを一つ一つ重ねよう

羽衣のような柔らかく透き通った安らぎが
どうかあなたを包み込みますように
その中で赤子のように眠る
あなたがそこに居ますように

どうか私の言の葉が
誰かの心に届きますように