しろんのブログ

詩集と写真

晴天逆巻くは雪の花

ざっくざっく

雪道を奏でながらゆっくり歩く

 

雪の重みでこうべを垂れる枝を見つけて

思わず手を添えた

 

透き通った空はあんまりにも蒼くて遠くて

両手を広げてもなにか物足りない

 

空は私に優しくないけれど

それでも見上げて微笑んでしまうのは

好きだからなんだろうな

 

少し前向きになった

世界がぼんやり明るくなった

 

次の絶望が来る前に

買い物を済ませておこう