しろんのブログ

詩集と写真

さざ波の中に君を探す

優しい さざ波の音を聞きながら
静かに目を閉じる


まだちゃんと覚えてる

恐怖も
後悔も
絶望も

年を数える程に
花が少なくなってるように感じた

そっか…
こうして忘れられていくんだね


寂しさを感じながらも
そうやってみんな前に進んでいったんだって思えば
なんとか納得出来る気がした

私はというと
やっぱりまだ君の事が好きなんだな


本当はあの時
手を振り払うんじゃなくて
引っ張って欲しかった

邪魔なのはわかってるんだけど

一緒に来い!って言って欲しかった


君は絶対言わなかっただろうけどね




もっと聞きたいことあるし
話したいことも沢山あるんだ


好きって伝えたかった

知ってる?
私が大号泣して
君が頭を撫でて あやしてくれた時

君に好きだって言いたかったんだよ

上手く言葉にならなくて
伝わらなくて
余計に泣いちゃって


君を無視したあの1週間も

付き合ってるってからかわれて
好きじゃないって言った君に怒ってたんだよ

なんで仲直りしたか覚えてないけど



やっぱりまだまだ忘れられそうにないな
あの日の事も
君の事も


でもね

忘れなきゃって思っていた時より
忘れられないなって思ってる今の方が
少しだけ心があったかいんだ