私を隠すように積み上げられたレンガ
藁や木の板じゃ心細くて
綺麗な家にしたくて
積み上げたレンガの壁
非力な私は
壁を作ることしか出来なくて
倒れそうなグラグラしたレンガの壁は
私に倒れようと傾いた
いつ潰れてしまうかわからない
でも 手を離せない
そんな時に
君が来てくれた
危ない事をした私に
怒るわけでもなく
呆れるわけでもなく
一緒にレンガをどかしてくれた
君はどうしてそんなに優しいのだろう
放っておいても何らおかしくは無いのだけれど
こんな助ける理由もない私を
君は助けてくれた
ありがとう
今度はゆっくりと頑丈な
私のレンガの家を建てていこう
そう 思わずにはいられなかった