しろんのブログ

詩集と写真

透明であり青であり

喉がカラカラだ

愛情に飢えてるのか
認められたいのか

渇望とはよく言ったものだ


すくい上げた水

手に残る水
零れ落ちる水
それを選ぶことは出来ない

零れ落ちないように
カチカチに固めても

すぐに渇きを満たしてはくれない


零れ落ちた水を
惜しむようにずっと見つめていても
戻っては来ない

そして手に残ったわずかな水も
蒸発してどこかに行ってしまった

私の渇きは満たされることは無い


今手にある水を
すぐに飲むことが出来れば

そう思うのは当たり前の事なんだけど


でも
水が愛に変わった時
すぐに口に近づけることが出来なくなるのは
何故なんだろう


目の前にあるはずなのに
確かに今この手にあるはずなのに


透明で様々な形に変わる不思議なもの

確かにそこにあって
ないと生きて行けなくて
でも不確かで曖昧なもの