2024-07-04 人肌恋しい 紅く広がる空を見上げては ほうっと息を吐きだす 山々の影に溶けるように消えていく太陽は 何かを言いたげに じわり じわりと今日の終わりを憂う 蒸されるような纏わりつく空気を 呆れた海風がさらって行った 夏の夜が落ちてきた じとりと汗ばむ肌を指でなぞり 君に触れる理由を探す なぞる指先に想いを乗せて 暑いのは夏のせいなのかと、君に問いかけた