あなたと初めて出会った時を思い出した
最初は小さくて可愛いと思った
でもすぐに
何があってここに来たのだろう
何を見てきたんだろう
そう思ってしまったんだ
私はあなたの正面には立たないようにしてる
あなたが見上げるような立ち位置にならないようにしてる
あなたの顔より上に手が上がらないようにしてる
もうそれを気をつけてるだけで
あなたがどんな経験をしてきたのか想像出来てしまうよ
辛かったね
あなたの口から過去の事は聞いたことはない
ただ数年一緒に暮らしていただけ
でもあなたは私をお母さんって呼んでくれる
それだけで十分あなたを守る理由になった
お部屋は違う部屋だったけど
毎日一緒に寝たね
お風呂場に隠れて寝た時もあったね
あなたも もうすぐ大人だ
きっと心優しいあなたの事だから
素敵な人に出会えるはず
これからも元気でいてください
たまには会いたいな