しろんのブログ

詩集と写真

夢を見たから


思い出すのはあの日の君

いつも落ち着いていた君が
いつも優しい口調の君が

声を荒らげて私の手を振り払った
あの時の言葉は今も頭から離れない

私はびっくりしたのだろう
いつもとは違う君を見て
少し赤くなった手を抑えることしか出来なかった

あの時君の手を離さなかったら
何か変わっていたのかな

君は止めた私を一生恨んだのかもしれない
後悔で苦しんだかもしれない

何が良かったのか分からない
きっと私は君とずっと一緒に居たかったんだろう
そう 君と恋仲というものになりたかったんだ

失いたくなかった
失うなんて思ってもなかった

君に逢いたい

もう一度 私の目を褒めて欲しい
すごく嬉しかったから


私はいつも海を撮る
住んでる所も海の近くだ

引き寄せられるように
みんなの反対を押し切って
私は海の見える町に住んでる


君との夢を見たんだ
悪夢のような
どこか懐かしいあの日の夢を

だから君を想い
この手紙を綴る事にするよ