太陽は白い光を放つ
瑠璃色の海に
きらめく砂浜
今年も夏が来る
ぼやけて揺らめくアスファルトに
光に照らされた君が映える
汗ばんだ艶やかな黒髪
今にも焦げてしまいそうな白い肌
君の飲むソーダ水がキラキラしていて宝石のようだった
この景色を
忘れないように
妖精のような女神のような
君を離さないように
2人の赤い結び目が解けないように
指先で君をなぞる
君の背負った全てをいったん置いて
今は夏を楽しもう
すべてを無くさずに歩くことは大変だから
いったん置いて
半分こして
今は一緒に夏を楽しもう
あなたの小指に
僕の小指を絡ませる
いつかの約束を忘れないように
結び目を結び直すように
切らない指切りを結び続ける