しろんのブログ

詩集と写真

笑顔の仮面

僕の涙が花になったら
僕の苦しみが星になったら
僕の痛みが虹になったら

この傷も意味があったのかな

胸の傷
背中の傷
腕の傷
目の傷
喉の傷
耳の傷
脚の傷

心の傷


全てが何か意味があって刻まれてて

君を幸せにするためのものであったのなら

それでいい



いいわけないんだ

悲しい涙で咲いた花は
苦しそうに瞬く星は
痛みで架かる虹は

君を幸せには出来ないんだ

だって君は僕が笑わないと
笑ってくれないんだ


笑い方なんて忘れてしまったよ

笑顔の仮面なら沢山あるんだ
どれもこれもヒビが入ってるけど

行きたくない場所があるんだ
僕の笑顔を落としてきた所なんだ

会いたくない人がいるんだ
仮面を押し付けられるのはもうたくさんだよ


落としてきた笑顔をどうやって取りに行こうか
毎日悩んでる


行けばいい
そんなに簡単ならとっくに行ってるよ

行かなくてもいい
でも笑いたいんだ

誰かと一緒なら
その人と一緒にいる時も仮面が必要なんだ

じゃあ1人で何とかする?
心細いし怖いんだ



後ろからパタパタと追いかけてくるような
のしかかってくるような
引っ張ってくるような

どうにも上手く進めないんだ


だからって解ってもらいたいとかじゃないの

お願いだから
そばにいて欲しい

お願いだから
そっとして欲しい