しろんのブログ

詩集と写真

伝え方

隣で眠る君の頬に手を添える

涙の乾いた跡を指でなぞった

私が触れると毛布を掛け直してくれる
そんな無意識の優しさがとても愛おしい

こんなに優しい君が泣く理由があるのなら
それを引き受けたいと思ってしまう

君は嫌がるだろうけどね

君が泣くのは嬉しい時だけで十分だよ



君が以前、僕の前で泣いた

その理由は
こんな自分と一緒に居させてる事が申し訳ないと

君はそう言った


僕は呆れたような 愛でるような
そんな感情で君を抱きしめた

君がどんなにわがままでも
どんなに家事が苦手でも
どんなに寂しがり屋でも

それでいい
そのままでいい

どうせ一生一緒に僕といるんだ
そんな理由気にすることじゃない

そんな事より笑っておくれ

君の最高の笑顔を引き出せるのは僕だけだと
そう 思えるだけで強くなれる気がするんだ


こんな言葉を君に伝えるには恥ずかしすぎて
直接は伝えられないから

僕の手のひらに言の葉を隠して
今日も君の頬にそっと触れる

それが僕のILoveYouの伝え方