しろんのブログ

詩集と写真

月明かり

ビー玉のような月を掴もうと
両手を広げ高く高く背伸びをした

私の憧れとか夢だとか全部を詰め込んだ月は
いつも満月を見せてくれる訳じゃないんだね

細くなったり
見えなくなったり
隠れてみたり
赤くなったり
薄くなったり

でもずっとそこにいるのが月なんだね

月はずっと変わってない
変わってるのは私の方

あなたの瞳に月が映る

なんだ
こんなに近くにもあったんだね

1人で見ていたら絶対分からなかったよ

あなたが一緒に月を見てくれたから
こんなに近くまで月が来てくれたんだね

一緒にいてくれてありがとう

月明かりに照らされてるあなたは
それはそれは美しく優しかった