しろんのブログ

詩集と写真

指先と夜の淵

ねぇ

笑って見えてる?

君から見て僕は笑えてるかな


なんでそんな事聞くのかって?

君の目に孤独が見えたから


引き寄せられるように
繋がるように

僕と君は指先を合わせる


分かってもらえると思っていた
分かると思っていた


でも君の孤独と
僕の孤独は

違う場所にあって

なかなか見つけられない

同じ孤独のはずなのに


こんなにも近くにいるのに分からない
それが当たり前
そうなんだけど


手探りで互いの孤独を探していく
どうしても見つけたい

その気持ちはちゃんと重なった


悩みは違うはずなのに
助けたい気持ちはお互い一緒だった

2人の悩みの場所は
お互いよくわからないけれど

確かにここには優しさが2つあったよ


明ける夜は怖いけど
君が手を握っていれば
僕が手を握っていれば

にやけ顔で顔を出す朝日も怖くない

明るくなったら
きっと2人の捜し物が見つかる


でもそれは太陽のおかげじゃなくて
夜の淵に一緒に来てくれた
君がいたからなんだ